さて、今回のテーマは係活動です。
係活動は、特別活動の中に位置付けられています。
詳しいことは置いておいて、どんな係活動にするのか、それが今回のテーマです。
まず、係活動と当番活動を一緒にしてはいけません。
明確に違います。
当番活動は、学級運営上必要となるもの
給食当番や掃除なんかがこれですね。
係活動は絶対必要では無いけれど、あったら学級がよくなるもの。
だから、よくある「黒板消し係」「給食台ふき係」なんていうのは、ちょっとおかしいのです。
ということで、係活動を会社方式でやる人が多いですね。
私も今年はこれでやっていこうと思っています。
どんなやり方かというと、
①学級にあったら良いなと思えることは何か意見を話し合い、出させる。
②メンバーを集め、会社のポスターを書く。(2人以上で会社設立)
ポスターには最低、「会社名」「仕事の内容」「メンバー」「意気込み・約束」の4つは記入するようにする。
③生活しながら実施していく。
④数週間・数ヶ月ごとに振り返る時間をとり、約束が守られているかシールを貼り合う。
守られている→ゴールド企業シール
守られていない→ブラック企業シール
⑤・ゴールド企業シールが○枚以上の時は、感謝状をプレゼント(○の数はクラス人数によって変更)
・「活動日数・期間が少ない。活動していない。」「約束が守られていない。」などでブラック企業シールが○枚以上ある時は倒産。別な会社を作るか、他の会社に入れてもらう。
・ゴールド企業シールとブラック企業シールは相殺できる。
などのルールで実施していく。
違いにブラックシールを貼るのは、場合によっては学級の不和をうむかもしれません。
ブラック企業シールなしでも、シールの数で倒産などをしても良いかもしれませんね。
実際、倒産するような場合はその会社の子たちも「倒産するだろうな。あんまりやってないし。」と思っています。ただ、人に言われたり、シールを貼られると腹が立つ子もいるかもしれません。あんまり気にする必要もないかもしれませんが。
係活動は、この学級で役に立っている!という所属感や自己有用感、やりがいなどを感じさせるための活動です。
個人的には、この会社方式は中学年までかなと思っています。高学年なら「〜会社」ではなく「〜プロジェクト」の方がカッコ良く感じるので、人気になると思われます。
中学年には楽しさに重点をおいて、高学年にはやりがいとカッコよさに重点をおいて、やっていくと良いですよ。