給食、みなさん好きですか?
私はとても大好きです。給食室から香ってくるあの美味しそうな匂いは学校を卒業した今でも幸せな気持ちを思い出させてくれます。主人は給食が好きで教員になったといっていました。(本当なのか冗談で言っているのかどうかはわかりません。)
さて、そんな給食ですが、アレルギーの問題や給食費の問題、時間の問題など、課題はたくさんあります。その一つが残食についてです。
今の時代は、完食指導という「必ず全て食べないとならない」「食べないなら昼休みは与えない」のような指導はほとんど行われていないでしょう。
それでも、私個人としては出された食材を食べ切るというのは大切なことだと思っています。
それは大きく2つの視点からです。
一つ目が、食材への感謝
命あるものをいただくことで私たちは生きています。
言い換えれば、他の命を奪って私たちは生きています。
無駄にしていい命などあるはずがありません。
食材となった命を大切にする意味でも、簡単には残してほしくありません。
2つ目が、作った人への感謝
給食はさまざまな方の手で作られています。献立を考える栄養士さん、実際に作る調理員さん、食材を運ぶ配達員さん、安く提供できるようにしている行政、、、、
多くの人が子どもたちの成長を願って、給食を作っています。
実際に、私自身、2歳の娘に作った料理を残された時は悲しい気持ちになりましたし、お皿をひっくり返されそうになった時は怒りが湧きました。
このように、そんな人々の思いを無碍にするのは、教育的に良いこととは言えないと思います。
給食は食育の大切な場です。以上の2つの視点からしても、簡単には残すべきではないと考えています。
改めて強く強調しておきますが、今回の記事の内容は完食を強要したり、強制させたりする考えではありません。アレルギーや量の問題、体質など、さまざまな事情があるので、完食を強制するつもりは全くありません。簡単に残さず、できるだけ食べきろうという意図です。
さて、子どもたちには、完食を目指すことの大切さを伝えていって欲しいと考えます。
そこで、「給食完食カード」を作ってみました。
完食をした子どもにこのカードを渡します。
子どもたちは完食した事実と、頑張った自分への強い肯定的な考えを持つことでしょう。
さらに完食を目指そうと頑張りますし、カードを持つ友人を見て、自分も頑張ろうと思う子どもも増えるかもしれません。
外発的動機づけにはなりますが、カード一枚で食材の無駄が減るのならば、その効果は高いと言えるのではないでしょうか。
子どもの実態に合わせてご活用いただけたら幸いです!
画像クリックでPDFがダウンロードできます。
白抜きにしているものは、その上から文章を上書きしてオリジナルの文面でご活用くださいませ。
低学年向け
中学年向け
高学年向け
中学生向け
説明文なし
ちなみに、「給食完食カード」を何枚か集めると、「給食マスターカード」に交換できるような取り組みなどはどうでしょうか?
1度きりの完食ではなく、毎日完食を目指して欲しいという意図があります。
色々楽しく実践してみください!
画像をコピーして、ワードなどでカードサイズに調整して印刷するのもおすすめです。
カードに隠されたちょっとした秘密に気づいた人はコメントいただけると嬉しいです。
・右上のカロリーは・・・?
・◯の中の食、数は・・・?
・URは「ウルトラレア」じゃなくて「◯◯レア」
イラストはAIにお願いして描いてもらっています。(すごい!!)
今回の記事が、何かのお役に立てば幸いです!