うちの子どもは1歳数ヶ月!
毎日童謡を歌ってあげたり、手遊びをしてあげたりと、楽しく子育てをしています。
そんな中で、気になる歌がいくつか出てきました。
当たり前のように歌ったり、手遊びをしてあげたりしていましたが、歌詞を考えると「最後どうなったの?」「え?それで終わりなの?」というものもいくつかありました。
「童謡なのにそんな終わりでいいの?」「続きの歌詞が気になる!」そんなバッドエンドな歌を8個紹介します!
家族での会話のネタや教室でのネタなどに使ってみてくださいね!
それでは見ていきましょう!
『いぬのおまわりさん』
いぬのおまわりさん
作詞:佐藤義美まいごのまいごの こねこちゃん
あなたのおうちは どこですか
おうちをきいても わからない
なまえをきいても わからない
ニャンニャン ニャニャーン
ニャンニャン ニャニャーン
ないてばかりいる こねこちゃん
いぬのおまわりさん こまってしまって
ワンワンワンワーン ワンワンワンワーンまいごのまいごの こねこちゃん
このこのおうちは どこですか
からすにきいても わからない
すずめにきいても わからない
ニャンニャン ニャニャーン
ニャンニャン ニャニャーン
ないてばかりいる こねこちゃん
いぬのおまわりさん こまってしまって
ワンワンワンワーン ワンワンワンワーン
迷子の子猫ちゃんが泣いてしまって、犬のおまわりさんも困ってしまうというバッドエンド。
色々な動物に尋ねてみますが、結局は困ってしまうストーリー。
結局この2人(2匹)はどうなってしまったのでしょうか。真相はわかりません。
『しゃぼん玉』
しゃぼん玉
作詞:野口雨情しゃぼんだま とんだ
やねまで とんだ
やねまで とんで
こわれて きえたしゃぼん玉消えた
しゃぼんだま きえた
とばずに きえた
うまれて すぐに
こわれて きえたかぜ かぜ ふくな
しゃぼんだま とばそしゃぼんだま とんだ
やねまで とんだ
やねまで とんで
こわれて きえたしゃぼん玉消えた
しゃぼんだま きえた
とばずに きえた
うまれて すぐに
こわれて きえたかぜ かぜ ふくな
しゃぼんだま とばそ
この曲は
やねまでとんだのにこわれて消えてしまった。
さらには、飛ばずに消えてしまった。
生まれてすぐに消えてしまった。
という結局消えてしまう儚いしゃぼん玉の運命を歌っています。
まさにバッドエンドです。
最後に「もっとしゃぼん玉を飛ばそう」という前向きな点は明るい感じが伝わってくるかもしれませんね。少し救われます。
『ドナドナ』
ドナドナ
訳詞:安井かずみある晴れた昼下がり
市場へ続く道
荷馬車がゴトゴト
子牛を乗せて行くかわいい子牛
売られてゆくよ
悲しそうな瞳で
見ているよドナ ドナ ドナ ドナ
子牛を乗せて
ドナ ドナ ドナ ドナ
荷馬車がゆれる青い空 そよぐ風
つばめが飛び交う
荷馬車が市場へ
子牛を乗せて行くもしも翼が あったならば
楽しい牧場に 帰れるものをドナ ドナ ドナ ドナ
子牛を乗せて
ドナ ドナ ドナ ドナ
荷馬車がゆれる
世界的にも有名なドナドナ。
かわいい仔牛が出荷されてしまうというストーリー。
悲しそうな目で見られるというどちらにとっても切ない話ですね。
この歌にはユダヤ人の虐殺や差別の悲劇が込められているとも言われているとか。
『おつかいありさん』
おつかいありさん
作詞:関根栄一あんまりいそいで こっつんこ
ありさんと ありさんと こっつんこ
あっちいって ちょん ちょん
こっちきて ちょんあいたたごめんよ そのひょうし
わすれた わすれた おつかいを
あっちいって ちょん ちょん
こっちきて ちょん
1番はありとありが頭をぶつけるストーリー。
2番はおつかいを忘れてフラフラするストーリー。
なんとも救われないバッドエンドなストーリーです。
『Humpty Dumpty/ハンプティ・ダンプティ』
Humpty Dumpty/ハンプティ・ダンプティ
イギリス伝承童謡Humpty Dumpty sat on a wall,
Humpty Dumpty had a great fall.
All the King’s horses and all the King’s men,
Couldn’t put Humpty together again.
これを訳すと、
「ハンプティ・ダンプティが塀に座った
ハンプティ・ダンプティが勢いよく落っこちた
王様の馬と家来の全部がかかっても
ハンプティを元に戻せなかった」
ルイス・キャロルの児童小説「鏡の国のアリス」に出てくるタマゴの姿をしたキャラクターとしても有名なハンプティーダンプティー。
本場イギリスでは、この歌がなぞなぞの問題としても出てくるのだとか。
塀から勢いよく落ちて、みんなでなんとかしようとしても元に戻せなかったというバッドエンドなストーリー。童謡ではこれを何度も歌います。何が楽しいんだろう。
『どんぐりころころ』
どんぐりころころ
作詞:青木存義どんぐりころころ どんぶりこ
おいけにはまって さあたいへん
どじょうがでてきて こんにちは
ぼっちゃんいっしょに あそびましょうどんぐりころころ よろこんで
しばらくいっしょに あそんだが
やっぱりおやまが こいしいと
ないてはどじょうを こまらせた
童謡の中でもかなり有名な作品。そんな有名な作品にも関わらず、最後はバッドエンドです。
どんぐりが山から落ちてきて、池にハマり、ドジョウが「一緒に遊ぼう」と気を紛らわせようとするも、どんぐりは泣き、ドジョウは困り果てるというストーリー。
しかも、どんぐりころころの後は「どんぶりこ」という正しい歌詞を知っている人は実は少ないという、色々と悲しい歌。
歌うときは正しく歌ってあげましょうね。私は小さい頃は「どんぐりこ」だと思っていました。
『とんでったバナナ』
とんでったバナナ
作詞:片岡 輝バナナがいっぽん ありました
あおいみなみの そらのした
こどもがふたりで とりやっこ
バナナはツルンと とんでった
バナナはどこへ いったかな
バナナン バナナン バナナことりがいちわ おりました
やしのこかげの すのなかで
おそらをみあげた そのときに
バナナがツルンと とびこんだ
はねもないのに ふんわりこ
バナナン バナナン バナナきみはいったい だれなのさ
ことりがバナナを つつきます
これはたいへん いちだいじ
バナナがツルンと にげだした
たべられちゃうなんて やなこった
バナナン バナナン バナナワニがいっぴき おりました
しろいしぶきの すなはまで
おどりをおどって おりますと
バナナがツルンと とんできた
おひさまにこにこ いいてんき
バナナン バナナン バナナワニとバナナが おどります
ポンポコツルリン ポンツルリン
あんまりちょうしに のりすぎて
バナナはツルンと とんでった
バナナはどこへ いったかな
バナナン バナナン バナナおふねがいっそう ありました
おひげをはやした せんちょうさん
ぐうぐうおひるね いいきもち
おくちをポカンと あけてたら
バナナがスポンと とびこんだ
モグモグモグモグ たべちゃった
たべちゃった たべちゃった
3番の歌詞で「食べられちゃうなんて嫌だ」と言っていたのに、最後は船長に食べられてしまうというストーリー。
長い旅の果てに船長に食べられ生涯を終えてしまうバナナ。なんとも居た堪れなくなりました。
曲調はとっても明るいのに、最後は食べられてしまうというバッドエンドです。
『やぎさんゆうびん』
やぎさんゆうびん
作詞:まどみちおしろやぎさんから おてがみ ついた
くろやぎさんたら よまずに たべた
しかたがないので おてがみ かいた
さっきの てがみの ごようじ なあにくろやぎさんから おてがみ ついた
しろやぎさんたら よまずに たべた
しかたがないので おてがみ かいた
さっきの てがみの ごようじ なあに
やぎが手紙を送り合い、お互いに手紙を食べてしまって内容がわからないというストーリー。
永遠に送り合うという無限ループの誕生です。これからも2匹のやぎは郵便を送り合うのでしょうか。どちらかの命が尽きるまで終わらないこの流れ。バッドエンドです。
以上8曲のバッドエンド童謡を紹介しました。
いぬのおまわりさん
しゃぼんだま
ドナドナ
おつかいありさん
ハンプティダンプティ
どんぐりころころ
とんでったバナナ
やぎさんゆうびん
どれもバッドエンドでしたよね!
もしかしたら他にもこの曲もバッドエンドなのでは?というものがあるかもしれません。見つけ次第更新していきたいと思います。
また、この記事をご覧のみなさんも知っているバッドエンド童謡があれば、ぜひ教えていただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。