今回はテストの約束についてです。知人から資料を提供いただき、一部修正し記事にしました。
テスト前や普段から掲示しておくことで、よりミスの少ない、かつ子どもも教師も納得のいく採点ができることを狙ったものです。
一番下に画像やPDFがあるのでそちらからぜひダウンロードしてください。
テストの採点に関してこんなことがあるようです。
先生!漢字、止めやはねがついていないのに○になっています!
先生!別に漢字じゃなくても○でいいじゃないですか!
先生!前回は○だったのに今回は❌になっています!どうしてですか?
先生!単位ぐらい書かなくたっていいじゃないですか!
先生!隣のクラスでは○なのにどうして僕たちのクラスでは❌なんですか?
・・・
心当たりある先生も多いのではないでしょうか。
これらは全て、「採点基準を示していなかった」からと言えるでしょう。
また、「教師側の理解が追いついていなかった」というのもあるかもしれません。
どの場合でも事前にしっかりと採点基準を共有しておけば防げる質問・疑問だと思います。
当たり前のことかもしれませんが、子供にとってテストは大きな存在です。
結果によって進路を考えたり、保護者からの態度が変わったり、家庭によってはお小遣いまで変わってくることもあるかもしれません。それぐらい影響力は大きいものです。
だから故に、子供はより高い点数を目指しますし、多少の間違いであると思えば、教師に質問をしてより高い点数に訂正するよう求めます。(私もそういう生徒でした)
子供が家でテストについて不満を漏らせば、保護者も不満を抱きます。
保護者も返されたテストを見て「え?これで❌?」と思うこともあるかもしれません。
漢字の止めやはねについてはこのような方針もされています。
文化庁から平成28年に出された「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)について」です。
こちらのサイトからご覧ください。
止めやはねについては字形として正しければ問われないということです。つまり○になります。
インターネットですぐに検索できる記事ですので、「え?先生なのに知らないの?」となってしまいます。また、知っていたとしても「それでもあえて❌にする合理的な理由はなんですか?」と聞かれてしまいます。
このような状態にならないようにするためにも、採点基準の共有は必要だと考えます。特に同じ学年間でこの資料を共有することで、クラス間で基準が異なるという理不尽なことを防ぐことができます。
同じテストで採点基準が異なるのは、やはり説明がつきません。
そこでテストの約束に関する資料をお持ちだった先生に許可をいただき、一部修正したものが今回のものです。(画像クリックでPDFがダウンロードできます。右クリックで画像が保存できます。)
小学生でも、多少楽しみながら理解できるように、魔王や悪魔、天使などイラストを使って表しました。
また、テストを受ける前の注意や、解き終えたあと、テストを返却された時のことも記してあります。この辺りは各校の実態や指導方法によって変えて良いと思います。
主な記載内容はこちらにも記しておきます。
・名前がない場合
→だれが書いたか分からないよ!
・名前が読めない字の場合
→だれが書いたか分からないよ!
・カンニング
→今までの全てのテストが0点!
→今までの全てのテストをもう一度受ける!
→家の人に連絡!
→これからずっと疑われる!
気を抜くとついやってしまうよ!気をつけてね!
・読めない字,数字で書いてある。
・「記号で選ぶ」と書かれてあるのに記号で書かれていない。
・漢字を選ぶ問題をひらがなで書く。
・漢字を選ぶ問題の漢字を間違える。
・書き写す問題で漢字を間違える。
・理由を書くところを「~から」「~ため」などで終わっていない。
・答えの単位をつけ忘れる。
・作図の問題で、補助線の書き込みがない。
・図形や直線をかく問題で定規を使っていない。
・「角A」「頂点B」などと書くべきところを「A」「B」などと記号だけ書いた。
・分数などの線を定規で引いていない。
→計算間違いが多くなるよ!
・辺ABと書くところを辺BAと書いた。
→わかりやすい方が良いね。
→交差する書き方(面ACBDなど)は×だよ
・習った字を漢字で書いていない。
→普段から使えると良いね!・漢字の「とめ」や「はね」などがない。
→どうせならきれいな字を意識して書いてみよう!
学年や先生方の方針によっても異なるところがあるかもしれませんが、何かのお役に立てば幸いです。
訂正希望や修正箇所等がありましたらぜひお知らせください。よろしくお願いします。